宮城県警、コンビニのトイレに拳銃を置き忘れ—再発防止を徹底へ

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宮城県警察は6月17日、機動捜査隊に所属する30代の男性巡査長が、仙台市内のコンビニエンスストアのトイレに実弾入りの拳銃を一時的に置き忘れる事案が発生したと発表しました。幸いにも拳銃はすぐに回収され、悪用されることはありませんでしたが、県警は市民への謝罪とともに再発防止を徹底する方針を示しています。

事案の経緯

発表によると、事案が発生したのは17日の午後3時頃。巡査長はパトロール中に仙台市内のコンビニに立ち寄り、トイレを利用しました。その際、腰に装着していた拳銃1丁(実弾入り)、警棒1本、手錠1個を外して個室内に置いたまま、パトロールに戻ってしまったとのことです。

その後、コンビニの利用客が置き忘れられた拳銃などを発見し、店員が警察に通報。通報を受けて駆けつけた別の警察官が、約15分後にはこれらすべてを回収しました。回収された時点で、拳銃が使用された形跡はなかったと確認されています。

宮城県警の対応と今後の対策

今回の事態を受け、宮城県警は「ご心配をおかけした」と市民に謝罪の意を表明しました。また、このような事態が二度と発生しないよう、全警察官に対する指導の徹底再発防止策に努めるとしています。

警察官が職務中に携帯する拳銃は、市民の安全を守るための重要な装備であると同時に、取り扱いを誤れば重大な事故につながる可能性のあるものです。今回の件は、基本的な装備品の管理がいかに重要であるかを改めて浮き彫りにしました。宮城県警には、今回の事案を真摯に受け止め、より一層の綱紀粛正と装備品管理の徹底が求められます。

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